WWILL学園について検討を始めた時、「実際学費はどれくらいかかるのか」「費用をかけてまで利用する価値はあるのか」など、迷うことが出てくるかと思います。
対面からオンライン、家庭訪問までコースも多様で、学園と言われるだけあり小学6年生から高校卒業後までの過程もあります。それぞれのニーズに合う形になっています。
WILL学園の中学部はフリースクールのため、授業だけでなく、不登校のお子さんの進路について多くのノウハウがあり、出席認定から受験対策まで、進学を見据えてサポートしてもらえます。
高等部は通信制高校のサポート校です。通信制高校の特徴となる「一人で進めていかなければならない学習」をサポートし卒業を目指します。
また、WILL学園は2000年の開校から26年、高等部の進路決定率97.3%という実績があります。
一方、学研WILL学園の学費は、中等部で年間およそ55万〜82万円、高等部で年間およそ90万〜117万円で、正直に言って、安くはありません。
しかし、学校と離れてしまい不安になっているご家庭にとって、WILL学園は学びの場を主軸にしながら居場所をつくってくれる場所となり好評です。
また、高等部ではサポート校のため、「通信制高校の学費と二重になるのでは」ということが心配されますが、国の就学支援金が出るため通信制高校の学費は年間36,000円ほどですみます。

中等部はフリースクール、高等部はサポート校ということで役割が違い、またややこしいため、それぞれの詳細をお伝えいています。目次から必要なところを見ていただけたらと思います。
学研WILL学園とは?【基本情報】
学研WILL学園は、Gakkenグループが運営するフリースクール・通信制高校サポート校です。
2000年の開校以来、不登校・発達障がい・グレーゾーン・起立性調節障害のお子さんを主な対象にしてきました。
| 内容 | |
|---|---|
| 運営 | Gakkenグループ(学研WILL学園) |
| 開校 | 2000年 |
| 対象 | 初等部(新小6)/中等部(新中1〜3)/高等部(新高1〜3)/進路準備課程 |
| 主な在籍者 | 不登校・発達障がい・グレーゾーン・起立性調節障害 |
| 規模 | 1学年1〜10名程度の少人数 |
| キャンパス | 11拠点(東京3・埼玉・神奈川2・愛知・京都・大阪・兵庫・福岡)/メタバース |
| 開校時間 | 平日10:00〜15:00(自由登校) |
| 進路決定率 | 97.3%(高等部) |
いちばん最初に押さえておきたいのは、中等部と高等部で、仕組みがまったく違うということです。
| 中等部 | 高等部 | |
|---|---|---|
| 学校の籍 | 地元の中学校に置いたまま | 連携する通信制高校に籍を置く |
| 位置づけ | フリースクール | サポート校 |
| コース | 対面・オンライン コースを見る▶ | 対面・オンライン・訪問(家に来る) コースを見る▶ |
| 料金 | 入学金 24,200円 +月額 4.4万〜6.6万円 料金を見る▶ | 入学金 110,000円 +活動費 年26.4万円 +月額 4.4万〜6.6万円 料金を見る▶ |
| 大きな違い | 出席扱いになる | 高校卒業資格が取れる |
WILLL学園の高等部は通信制の高校ではないです。通信制の高校を卒業できるようにサポートしてくれる位置づけです。
ですので、これに通信制高校の費用が加わります。ただし授業料は就学支援金でほぼゼロになります。
中等部・高等部にメタバースコースがあります。近くにキャンパスがなくても、オンラインで通えます。

高等部ってわざわざ必要?と思われた方も読み進めてから判断してくださいね。
学研WILL学園の悪い口コミ・気になる点4つ
学研WILL学園の口コミは、ネット上に数えるほどしかありません。
そして、悪い口コミの中で、総合評価1をつけた同じ卒業生の方の声です。1人の感じ方であることをふまえて読んでください。
①学費が高い|就学支援金が使えない
学費は高いと思います。もう少しリーズナブルな値段にして欲しいです
みん通「WILL学園の口コミ・評判」2017年入学・卒業生(総合評価1)
WILL学園の悪い口コミで一番多いのが学費が高いという声です。
サポート校は「学校」ではなく、民間の教室です。
そのため、料金も高くなりやすいうえ、国の就学支援金が使えません。

ここは知らずに入ると驚くところです。ただ、連携する通信制高校の分には就学支援金が使えます。くわしくは学費の章で計算しています。
②授業が物足りないという声
授業は教科書の内容を淡々と進めていくだけなので、ほとんど退屈しています
みん通「WILL学園の口コミ・評判」2017年入学・卒業生(総合評価1)
基本的には選択制で、基礎から始めることもできます。大学受験を本格的に目指すには少し物足りないものが多いのですが、いつもワクワクする授業がありました。
みん通「WILL学園の口コミ・評判」2019年入学・在校生(総合評価5)
少人数で、ゆっくり進みます。
高い学力を伸ばすことが第一の目的の学校ではありません。

学校に行けなかった子が、まず毎日どこかに通えるようになる。ここが最初の目標です。進度を求めると、物足りなく感じます。
③キャンパスによって差がある
先生との距離はかなりあり、なかなか相談しやすい環境ではない。
みん通「WILL学園の口コミ・評判」2017年入学・卒業生(総合評価1)
1学年1〜10名程度の少人数です。
在籍する生徒の雰囲気や、担当の先生によって、感じ方が変わります。

人数が少ないことは、良い面と難しい面の両方があります。安心できる子もいれば、合う子を見つけにくい子もいます。ただし、同じ環境や共感しやすい子たちが集まっているので、学校よりもなじみやすいでしょう。
④キャンパスが11か所しかない
この11か所以外の地域からは、通えません。
通えるキャンパスの一覧と、メタバースコースのことはコースの章に書きました。
学研WILL学園の良い口コミ3つ
①同じような子ばかりで、安心できた
同じ悩みを持つ仲間と、暖かい先生方のおかげで辛いことやしんどいこともなく過ごすことが出来ました。いじめで不登校になった自分にとって、何よりありがたいことでした。
みん通「WILL学園の口コミ・評判」2019年入学・在校生(総合評価5)
学年で20人もいないからみんな友達みたいで楽しいです。最初はサポート校なんてわけわかんないとこ行くもんかって思ってたけど、学研のサポート校WILL学園は案外普通に塾みたいで楽しい。
ユアターン「学研のサポート校・WILL学園の口コミ」らっきーさん・在校生(2016年8月)

学校に通っている子の中にいると、どうしても「みんなは行っている」と感じてしまいます。同じ経験をした子が集まっている場所では、そこを説明しなくてすみます。これは想像以上に大きいです。
②先生との距離が近い
とにかく暖かい先生ばかりです。どんな小さな悩みや相談も、軽んじることなくしっかりと話を聞いた上で、一緒に解決策を考えてくださいました。
みん通「WILL学園の口コミ・評判」2019年入学・在校生(総合評価5)
1学年1〜10名程度。10名を超えると、TA(補助の先生)が入ります。
③在宅や訪問でも、卒業までたどりつけた
高校の頃は家から出ることもできなくて、在宅コースで卒業しました。学研のサポート校WILL学園は俺みたいな生徒にもきちんと対応してくれたので嬉しかったです。授業の時間までに起きれなくて先生を待たせちゃうこととかもあったけど、全然諦めてくれませんでした(笑)
ユアターン「学研のサポート校・WILL学園の口コミ」サトシさん・卒業生(2016年10月)

通えない時期があっても、訪問やオンラインに切り替えて続けられるのは、この学園の大きいところです。止まらずにすみます。
学研WILL学園のコース
WILL学園中等部のコース
| WILL学園のコース | 通い方 | 内容 |
|---|---|---|
| 選択コース | 通学(週2)+自由(1日) | 1日は通学するかしないか選択できる |
| 総合コース | 通学(週4)+自由(1日) | 毎日通える。学校と同じリズムがつくれる |
| メタバースコース | オンライン(週4)+自由(1日) | 自宅から参加。出席認定の対象 |
総合と選択の違いは、通う日数だけです。選択は「毎日通える自信がない」お子さんのために用意されています。
なお選択の週3日は、授業のある日が2日(月・火・木・金から選ぶ)と、水曜日の自由登校日が1日です。水曜日は来たいときだけ来ればよい日なので、授業を受けるのは週2日になります。
中等学部の授業のしかたは次のとおりです。
| 少人数授業 | 主要5教科を10名前後。 |
| 個別 | 1対1〜3名程度の個別指導 |
| 学び直し | 前学年の学び直しから |
| 進路の準備 | 現学年の内容、次学年の予習、高校進学の受験対策まで |
| 発達特性 | 発達に特性がある場合の個性にあわせた学習 |
| 行事・サークル | サークル活動、放課後の余暇活動、遠足、合宿、 職場体験(ユニクロ・マクドナルドなど)、調理実習、工場や会社の見学 |
WILL学園高等部のコース

WILL学園は通信制の高校ではないですので、連携している通信制の高校に入学する必要があります。
- 代々木高等学校=本校:三重県
- 翔洋学園高等学校=本校:茨城県
通信制高校は基本的に自分で学習や単位取得を進めていくことになります。
だから、WILL学園に通信制高校を卒業できるよう伴走してもらうのです。
| WILL学園のコース | 通い方 | 内容 |
|---|---|---|
| 選択コース | 通学(週2)+自由(1日) | 通う日を絞って続けられる |
| 総合コース | 通学(週4)+自由(1日) | 毎日通える。学校と同じリズムがつくれる |
| 特選コース | 通学(週2)+自由(1日) +家庭訪問(月2回) | 通学と家庭訪問の組み合わせ |
| 在宅コース | 家庭訪問(月4回) | 外に出るのがまだ難しいとき |
| メタバースコース | オンライン(週4)+自由(1日) | 自宅から参加。全国どこからでも |
「WILL学園だけに通う」という形はありません。

体調の波で通えなくなったとき、コースを変えて続けられるのは大きいです。辞めるか続けるかの二択にならずにすみます。
高等学部の授業のしかたは、次のとおりです。
| 少人数授業 | 主要5教科を10名前後の少人数集団授業 |
| 個別 | 少人数または個別でのレポート(提出課題)の添削指導 |
| 学び直し | 中学校の学び直しレベルの基礎内容から |
| 進路の準備 | 現学年の内容から、大学・短大・専門学校の受験対策まで |
| 行事・サークル | 行事やサークル活動で社会性を育てる。 キャンパスごとに体育大会や研修旅行、遠足など |
出典:学研WILL学園 公式サイト「高等部課程」
通学コースのキャンパスは11か所【中等部・高等部】
ここからは、中等部・高等部に共通する話です。
対面で通えるキャンパスは、次の11か所です。
- 高田馬場
(東京) - 立川
(東京) - 錦糸町
(東京) - 埼玉
- 横浜
(神奈川) - 湘南
(神奈川) - 愛知
- 京都
- 大阪
- 兵庫
- 福岡
メタバースコースなら全国どこからでも【中等部・高等部】
オンラインのメタバースなら全国どこからでも参加できます。
- アバターでオンライン上で学ぶ
- 週5日ログインし放題(平日10時〜15時)
- 中等部は、在籍する小・中学校の出席認定がもらえる
- 海外や離島でも利用できる
- 対面の授業をオンラインで見る形ではない。メタバースコース独自の授業。
- 集団の教科学習は無学年制
- カメラ・マイクをOFFにしたまま参加してもよい

キャンパスは11か所しかありません。でもメタバースなら、近くに教室がなくても通えます。しかも、メタバースのオンラインでも中学生は出席認定の対象です。
学研WILL学園の学費
コースごとの月額と、年間の目安です。
※初年度の合計は、入学金・活動費・月額×12か月を足した目安です。
中等部の学費
中等部は、入学金と、選んだコースの月額がかかります。
| コース共通 | 年間 |
|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | 24,200円 |
| コース | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 選択(週3日) | 44,000円 | 約52万円 |
| 総合(週5日) | 66,000円 | 約79万円 |
| メタバース | 44,000円 | 約52万円 |
中学は義務教育なので、地元の中学校に籍を置いたまま通います。
だから学費はWILL学園の分だけです。
高等部の学費
高等部は、どのコースでも共通してかかる費用と、選んだコースの月額がかかります。
| コース共通 | 年間 |
|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | 110,000円 |
| 活動費(毎年) | 264,000円 |
| コース | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 選択(週3日) | 44,000円 | 約52万円 |
| 総合(週5日) | 66,000円 | 約79万円 |
| 特選(通学・家庭訪問) | 60,500円 | 約72万円 |
| 在宅(家庭訪問) | 55,000円 | 約66万円 |
| メタバース | 44,000円 | 約52万円 |
これに加えて、連携する通信制高校の学費がかかります。
ただし、この高校の学費は支援金を受けてほぼ0になります。下記で説明します。
通信制高校の授業料は就学支援金でほぼ0円
連携先は翔洋学園高等学校(茨城)と代々木高等学校(三重)です。
翔洋学園高等学校の場合
| かかる費用 ・入学金 0円 ・授業料 1単位 12,000円 ×26単位 =312,000円 ・施設使用料 年36,000円 合計 348,000円 | 就学支援金 1単位 13,668円 74単位まで 所得制限なし 授業料へ 312,000円 | 実際に払う額 施設使用料 だけ 年36,000円 |
26単位を履修(4月入学)の例です。
就学支援金は授業料にあてられるので、授業料は実質0円。残るのは施設使用料だけになります。

「二重にかかる」と聞くと身構えますが、高校の分はほぼ国が持ってくれます。実際に高いのは、サポート校であるWILL学園の部分です。ここを分けて考えると、判断しやすくなります。
※就学支援金の制度は変わることがあります。申し込み前に、学校の説明会で最新の条件を確認してください。
中等部は何をするところ?
授業・個別指導・受験対策+楽しい講座
「フリースクール=居場所」と思われがちですが、学研WILL中等部は違います。
- 主要5教科(英・数・国・理・社)の授業がある
- 10名前後の少人数。10名を超えるとTA(補助の先生)が入る
- 1対1〜3名の個別指導もある
- 前の学年の学び直しから、高校受験対策まで
さらに、学校にはない講座も用意されています。
韓国語/心理学/体を動かそう/キャリアLHR/イラスト/かんたんプログラミング/早押しクイズ/音楽/資格取得/Basic English/実験教室/手話

塾に週2回通えば月2〜3万円です。そこに居場所と5教科の少人数授業と、出席認定、習い事のような講座が付くと考えると、見え方が変わってきます。
高校進学のサポート
中等部を終えたあとの進路は、大きく2つに分かれます。
ひとつは、そのままWILL学園の高等部に上がる道。このとき、高校の籍は連携する通信制高校に置きます。
もうひとつが、高等部には進まず、別の高校に進む道です。
| 地元の中学校に 籍を置いたまま WILL学園の 中等部に通う | 私立・公立などの 高校に進む |
| WILL学園の高等部に進む + 連携する通信制高校に 籍を置く |
- 別の高校へ進学した割合:約47.5%
- 出席認定を受けられた割合:約97.5%
※WILL学園の高等部に上がらず、別の高校に進んだ割合です。WILL学園そのものは高校ではありません。中等部はフリースクール、高等部はサポート校です。
内申点の獲得や、私立の全日制高校を目指す選択肢もあります。
学割の通学定期も発行できます。

「フリースクールに行ったら全日制はあきらめ」ではありません。約半数は、WILL学園の高等部ではなく、別の高校へ進んでいます。ここは誤解されやすいところです。
中等部で気になる出席扱いについてです。
約97.5%の出席認定となっています。
メタバースコースについても在籍小・中学校の出席認定がもらえます。

高い数字ですが、出席扱いを最終的に決めるのは、在籍している学校の校長先生です。自動的に認められるわけではありませんが、これだけの実績があるということは、きちんとした体制が整っているということです。
とはいえ、97.5%という数字には意味があります。
学校に説明する材料がそろっているということだからです。
- どんな学習をしたかの記録が残る
- 担任や学校とのやり取りに慣れている
- 前例が積み上がっている

正直にお伝えすると、出席扱いの制度を詳しく知っている先生は多くありません。私も初めて知ったときは調べるところから始めました。だから、資料と実績を持って相談に来てもらえると、学校も動きやすいのです。
出席扱いの条件や、学校への相談の進め方は、こちらの記事にまとめています。
高等部は何をする?
高等部に通う目的は、はっきりしています。高校を卒業することです。
「高校生としての籍は連携校の通信制高校に、毎日の学びと居場所はWILL学園に」という形です。
ただ、高校卒業資格そのものは、通信制高校に入るだけでも取れます。
それなら、費用をかけてサポート校まで使う意味はあるのでしょうか。ここが、いちばん迷うところだと思います。
- 高校卒業資格の大切さ
- 通信制高校を一人で進める難しさ
この2つから見ていきます。
目指すのは、高校卒業
高校卒業資格は、大学に進むためだけのものではありません。
たとえば、手に職をつけて働きたくなり専門学校を考えたとき。
多くの専門学校は、高校卒業を入学の条件にしています。
中学卒業から入れる専門学校もあります。ただ、数が限られています。入学しても社会人の割合が高く、10代の子にはなじみにくいことがあります。
就職でも同じで、応募の条件に「高校卒業以上」と書かれている求人は少なくありません。今は、高校卒業後の就職先の需要も高くなっています。

今すぐ進路が決まっていなくても、いいんです。大事なのは「あとから選べる状態」をつくっておくこと。高校卒業資格には、その意味があります。18歳だけでなく、何歳になっても選択肢がある。それだけで違います。
通信制高校の課題「一人では続けにくい」
では、なぜサポート校まで必要になるのでしょうか。
通信制高校で単位を取る流れは、こうなっています。
- レポートを書いて出す
- スクーリング(登校日)に行く
- テストを受ける
- これで単位が1つ取れる
この流れを、自分で回していくのが前提です。自分で一人で管理することになります。
- レポートの締め切りを覚えておく。
- 分からないところを自分で調べる。
- 決まった日に登校する。
- 時間を管理して進めていく。
高校の単位は、家で書くレポートとテストだけでは取れません。実際に教室へ行って授業を受ける日が決められています。これをスクーリング(登校日)と言います。
連携先の翔洋学園高等学校は本校が茨城県、代々木高等学校は本校が三重県にあります。どちらも全国から入学できる通信制高校で、本校のほかに各地の拠点があります。
登校が必要なのは年間4日〜30日程度です。毎日通うわけではありません。ただしオンラインでは代われません。実際に出かけて受けます。
受け方は通いと合宿の2つで、連携校によって形が違います。
| スクーリングの受け方 | |
|---|---|
| 通い | 決められた会場に通う。 翔洋学園高等学校:本校・各キャンパス・指定の会場。 代々木高等学校:相談のうえ、近くの指定校舎。 |
| 合宿 | 泊まりがけで一気に受ける(4日~5日間/年) |
たとえば明石キャンパス(兵庫)の生徒は、三重の本校での合宿か、大阪市内での通いかを選べます。
どちらも夏休み中の4〜5日間で1年分が終わります。
通いの会場はWILL学園のキャンパスとは限りません。それぞれによって異なりますので、WILL学園に見学や問い合わせ時に確かめておくとよいです。

合宿会場、通いの会場、それぞれ年に何日間かなどを質問すればよいですよ。
学校とサポート校が同じグループでつながっているので、単位の状況が共有され、締切の前に声がかかるります。別々の会社だと、ここが抜け落ちます。卒業できるかどうかは、この連携で決まります。

通信制高校は自分で進められる子には、とても自由でよい制度です。ただ、家で一人でレポートを書き続けるのは、不登校を経験した子にとって難しいところでもあります。
通信制高校の続けにくさをサポート
WILL学園の高等部が受け持つのは、いま挙げた「一人では続きにくいところ」です。
受け持つのはレポートの添削だけではありません。
まず中学校の内容まで戻って学び直せます。そのうえで今の学年の勉強を進め、大学・短大・専門学校の受験対策まで続きます。
レポートは、その学習の仕上げです。少人数か個別で見てもらえるので、分からないまま提出することにはなりません。
毎日通える居場所があり、進路の相談もできます。
進路の結果は、次のような数字になっています。
| 学研WILL学園 | 通信制高校の平均 | |
|---|---|---|
| 大学進学率 | 48.1% | 約24.1% |
| 進路決定率 | 97.3% | ー |
出典:学研WILL学園 公式サイト「高等部課程」

大学進学率は、通信制高校の平均のおよそ2倍です。この数字だけで良し悪しは決められませんが、そばで見てくれる大人がいるかどうかは、学校で子どもたちを見ていて、いちばん大きいと感じるところです。学費は決して安くありません。それでも、「卒業できる」に変わるのなら、払う意味はあります。
発達障害のある子に合うか
WILL学園は不登校・発達障がい・グレーゾーンの生徒が多く在籍しています。
合いやすいところ
- 10名前後の少人数
人が多いと疲れる子には、これが大きい - 自由登校(在宅・メタバースコース以外)
10時〜15時のどこで来ても、帰ってもよい - コースを変えられる
通えなくなっても、在宅やメタバースに移せる - 特性のある子が多い
説明しなくてすむ

特性のある子が学校でしんどいのは、勉強より「みんなと同じ時間に、同じことをする」ほうだったりします。そこが外れるだけで、通えるようになる子がいます。
気をつけたいところ
- 人数が少なすぎると合う子が見つかりにくくなる
- キャンパスによって雰囲気が違う
- 自由登校は、自分で決める力が要る
無料の体験入学が最大3回受けられますので、3回とも使ってから決めてください。

ただ、同じ境遇のお子さんも多いですので、一人で過ごすことを好んでいたとしても全日制などの学校と比較して雰囲気が異なってきます。また、合わなければメタバースにできるので、受け皿があるという点で安心です。
学研WILL学園をおすすめしないご家庭・おすすめするご家庭
| おすすめするご家庭 | おすすめしないご家庭 |
|---|---|
| 出席扱いを目指したい | 費用をできるだけ抑えたい |
| 高校卒業資格を確実に取りたい | 学力をしっかり伸ばしたい |
| 通えない時期がある前提で考えたい | 対面で通いたい |
| 近くにキャンパスがない(メタバース) | 通信制高校を自分で選びたい |
おすすめしないご家庭
- 費用をできるだけ抑えたいご家庭
中等部の総合コースで年約82万円、高等部の総合コースで年約117万円+高校の費用です。
公的な教育支援センター(適応指導教室)は無料ですので、費用を抑えたい方はそちらをご検討ください。 - 学力をしっかり伸ばしたいご家庭
少人数でゆっくり進みます。難関校の受験対策には向きません。 - 対面で通いたいご家庭
通学もありますが、11校しかないため限られてきます。 - 通信制高校を自分で選びたいご家庭
高等部は連携校(翔洋学園・代々木)への在籍が条件です。他の高校との組み合わせはできません。
おすすめするご家庭
- 中学生で、出席扱いを目指したいご家庭
これまでに約97.5%が出席認定を受けてきたとされています。学割の通学定期も出せます。 - 高校卒業資格を、確実に取りたいご家庭
通信制高校を一人で続けるのは、思っている以上に大変です。大学進学率48.1%という数字が、伴走の効果を示しています。 - 通えない時期がある前提で考えたいご家庭
週5日・週3日・訪問・オンライン。状態に合わせて移せます。 - 近くにキャンパスがないご家庭
メタバースコースなら月44,000円で、出席認定の対象です。海外や離島でも使えます。
見学から入学までの流れ
- 学園見学の予約
- 初回面談
- 無料の体験入学(最大3回)
- 出願
- 選考
- 入学手続き
体験入学は3回まで無料です。
オンラインの学園説明会も定期的に開かれています。

1回では、その日たまたま来ていた子や、その日の体調で印象が変わります。3回とも使ってください。そして毎回、お子さんに「どうだった?」と聞いてください。
選考は「学力検査か面接か」を選べます
高等部の新入生は、入学願書とエントリーシート(志望理由書)を出したあと、基礎学力検査(英・数・国)か、面接(本人・保護者)のどちらかを選びます。両方ではありません。
学力に自信がなければ、面接を選べます。逆に、人と話すのが苦手なら学力検査を選べます。
転入・編入は随時受け付けで、書類審査と面接です。事前に相談すれば、面接が免除される場合もあります。
学研WILL学園のQ&A
出席扱いになりますか?
これまでに約97.5%が出席認定を受けてきたとされています。メタバースコースも対象です。
ただし最終的に決めるのは在籍校の校長です。出席扱いの章に書きました。
高校卒業資格はもらえますか?
WILL学園単体では取れません。連携する通信制高校(翔洋学園・代々木)に在籍して卒業資格を取ります。
今通っている通信制高校のまま、WILL学園に通えますか?
できません。出願条件が「本学園および学園連携高等学校専願」となっています。
近くにキャンパスがありません
メタバースコースがあります。週5日ログインし放題で月44,000円。海外や離島でも利用できます。
途中でコースを変えられますか?
週5日・週3日・訪問・オンラインが用意されています。変更の手続きや条件までは分かりません。説明会で確認してください。
小学生も通えますか?
初等部課程は新小学6年生からです。個別コース月55,000円、選択コース月44,000円、メタバース月44,000円。入学金24,200円。
まとめ
学研WILL学園は、Gakkenグループが運営するフリースクール・通信制高校サポート校です。中等部と高等部で、仕組みがまったく違います。
- 中等部:地元の中学校に籍を置いたまま通う。出席扱いを目指せる
- 高等部:連携する通信制高校に籍を置く。高校卒業資格が取れるようサポート
学費はかかりますが、高等部で加わる通信制高校の授業料は、就学支援金でほぼゼロになります。
授業は10名前後の少人数と個別指導。前の学年の学び直しから受験対策まで、その子がどこから始めるかを選べます。行事やサークル活動もあり、勉強だけの場所ではありません。
対面で通えるキャンパスは11か所。近くになければメタバースコースがあり、全国どこからでも参加できます。
ただし高等部は、高校の単位のために年4日〜30日の登校日があり、そこは実際に出かけることになります。
費用に見合うかどうかは、ご家庭の事情と、お子さんがいま何を必要としているかで変わります。
まずは見学と体験入学で、お子さんが「ここなら行けそう」と思えるかを確かめてください。体験入学は3回まで無料です。
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